平成16年11月8日平成16年11月8日、大阪大学吹田祭のイベントのひとつ、
落語会へ行って来ました。
吹田祭初回から落語会も欠かさず上演されており、
今年で33回を数えるそうです。
また当初は桂春蝶さんが世話役をなさっていたそうですが、
現在は息子の春菜さんがそれを引き継いでいるとのこと。
本日高座を勤められるのは、
桂小米朝さん、笑福亭銀瓶さん、そして桂春菜さん。
会場は200人程度が収容できる講堂で、
客入りは7〜8分と言ったところ。
会場が大学だけあって、客層は若い人が中心でしたが、
教授の方々や近隣のみなさんまで様々でした。
わたしの後ろに座っていたおばちゃん達、
「桂…桂しゅんさいって…誰?」と言っていたのに、
春菜さんが出てきた途端「はるなちゃん男前やん〜」とため息混じり。
トップバッターは桂春菜さん。 黒板にかけられた紅白の横断幕を背に、演目はお得意の『時うどん』です。
みなさんご存知のように、『時うどん』とはお金の無い二人組みが、
足りないお金でうまいことうどんを食べてしまうというおはなし。
扇子を箸に見立ててうどんをすするシーンが見どころです。
どうして「時」うどんなのかは、実際に聴いてみてくださいね!
今日の春菜さんは、全体的に茶系で落ち着いた風情。
そして元気いっぱいに高座は始まりました。
春菜さんの声は低く、でもよく通り、うどん屋の口上シーンなどではマイクが不要なほど。
春菜さんは、後ろのおばちゃんたちが言うとおり「男前」なのですが、
「美男子」というには愛嬌があり過ぎ(これはあくまでrustyの印象です)、
また真剣な顔と笑い顔に、まるで別人のようなギャップがあり、
ひとりで何役もこなさなければならない落語には持ってこいだなあ、と思いました。
2番目は笑福亭銀瓶さん。演目は『だくだく』。
真っ白な紙を壁中に貼り、そこに絵を描いて、
「たんすがあるつもり」「猫が丸まって寝ているつもり」
とつつましく(?)暮らしている住人と、
そこに入った泥棒のおはなし。
スポーツジムで鍛えたという細身の身体が決まっていて、
とてもかっこよかったです!
そしてトリは桂小米朝さん。演目は『青菜』。
「くらまからうしわかまるがいでまして、なもくろうはんかん」
「よしつねよしつね」「…???」というおはなし。
(う〜ん、口ではうまく説明できません。
是非是非実際に聴いてみてください)
どっしりと、まるで座布団とすねがくっついているかのような
落ち着いた風情。
春菜さんは逆に「座布団にバネでも仕込んであるのかな?」と思うほど
元気で、座布団と着物とすこしの小道具というシンプルな舞台
でも…シンプルだからこそ、個性がよくわかるなあ、と思いました。
後は小米朝さんの一本締めでおひらき。
会場も大き過ぎず小さ過ぎず、終始和やかに会は終わりました。
三人三様の個性が光る、素敵な落語会でした。
