監督 :阪本順治 脚本 :長谷川康夫/飯田健三郎
出演 :真田広之/寺尾聰/佐藤浩市/中井貴一 |
待ち合わせの時間まで二時間半ある。映画の時間を見たら「亡国のイージス」が丁度 いい間であったので観させてもらった。原作が福井晴敏。「戦国自衛隊1549」や「終戦のローレライ」など映画化で引っ張り だこの人だし、興味はすごくあった。監督は阪本順治。「どついたるねん」「王手」「顔」「新・仁 義なき戦い。」を観させてもらっている。
「戦争」を取り扱った映画を観る時、僕はその映画を観た後自分なりに戦争とか平和 を考えることにしてる。。もちろんその映画の本質を踏まえながらだけど。
この映画の中で、ある学生が論文を書いている。その論文が大きく関係をしてくるん だけど、書かれている内容はこうだ。『真の国力とは、国家資産や経済力、軍事力などではなく、その国が培ってきた普遍 的な価値観、歴史、文化であるにもかかわらず、我々日本人は「日本とは何か」「日本人として何 を誇るのか」という自らの問いかけすら忘れ、唯一のイデオロギーであった【恥】という概念も捨 て去り、世界に向け主張できる価値観など、とうになくしてしまった。そして、それ が国としての存在に関わる根源的な問題であることに、気づこうとすらしない。今、 この国は、すでに国家としてのありようを完全に失ってしまっている。日本はもはや、『亡国』と化してしまったのだろうか』
僕はこれに共感を得ている訳ではないのだが、一つ気になる部分があった。『日本人として何を誇るのか』・『唯一のイデオロギーであった恥』これである。
別に《日本人として》と考えなくてもいいと思うんだけど、《自分》は何が誇れるん だろう、そして何を《恥》と感じるんだろう…それは大いに考えるべきかなぁと。。誇れる家族がある、 仕事がある、趣味がある。。そして何を恥とするかを考えることにより、誇れるもの を守れるのではないか…またそれを一人一人改めて考える事が、よき日本を創ってい ける一つの動機にもなると思うのだ。もちろんそれは、平和がありきで考えることなんだけど、この映画では「なにをもっ て平和というのか」というところまで突き詰めているのが、深いなぁと思った。
世の中見渡せば、あまりにも寂しい事件が多い。
平和を考えることは、国の行く末を憂うことではなく、自分の生き方を考えて、また それを示していくこと。
この映画を観て、そんなことを感じた。